名古屋市合格  水野誠子さん(名古屋大学法学部4年)

受験区分:行政B

 私は大学3年生の6月から始まった大学内の公務員講座を受講し、公務員試験の勉強を開始しました。最初から第一志望は名古屋市役所でしたが、比較するために夏までは民間の説明会やインターンシップにも参加していました。新型コロナウイルスの影響で講座の授業が全面オンラインになり、一人で勉強し続けるモチベーションを保つことが難しかったです。また、名古屋市が第一志望であったことから、教養試験は数的処理と社会科学しか勉強していませんでした。さらに、学内公務員講座の情報しか入ってこないことが不安であったため、様々な予備校の模試を受けるようにしていました。

 某予備校の模試を受けた際に、「教養科目直前道場(社会時事編)」「地方上級試験特化オリジナル予想問題演習会」の存在を知り、教養試験に不安を感じていたので受けることにしました。その後は、予備校・吉田塾で開催された社会時事・人文科学講座を受講し、試験本番での得点源とするため徹底的に教えていただきました。

 人文科学は範囲が広く、時間効率が悪い教科で、さらに名古屋市に出ないからと放置していました。しかし吉田先生は膨大な範囲の中から過去問を通して分析し、それぞれの試験種に合わせて本番に出る確率の高い問題を出題して、基礎知識がなくても覚えることができる授業をしてくれます。そのため、センター試験で選択していなかった科目でも、短時間で効率的に得点につなげることができました。

 特に時事については今まで速攻の時事を読んでいるだけで、模試では知っている内容なのに点をとることができない状態でしたが、時事講座を受けた後に速攻の時事を読んでみると、覚えるべき点や注目すべき点がわかるようになりました。私は、細部まで気になって手広く勉強してしまい、どこに力を入れているのかわからなくなって、思うように試験に反映できない経験が多々あります。授業や対策を通して、吉田先生からは戦略的思考を持つように言われ、意識するようにしました。試験では吉田先生のレジュメの問題が、ほぼそのまま出題されているものも多くあり、ちゃんと対策できてよかったと思いました。

 名古屋市は、教養試験も専門試験も時事問題が多く出題されていたため、社会時事に特化した対策が合格に繋がったと感じています。名古屋市に限らず、社会科学は教養試験の中で問題数が多いため、数的処理を得点源にできなかった私にとってとても大切でした。吉田先生のレジュメと速攻の時事を使って復習することで、社会科学を得点源にすることができました。ありがとうございました。